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2026.07.17
屋根塗装で遮熱はできる?遮熱塗料の効果・費用・断熱塗料との違いを徹底解説

「夏になると2階が暑くてたまらない」「エアコンをフル稼働させても室温が下がらない」——そんな悩みをお持ちの方はいないでしょうか?
結論、屋根に遮熱塗料を塗ることで、屋根表面の温度上昇を抑え、室内への熱の伝わりを軽減する効果が期待できます。
ただし、効果の大きさは住宅の断熱状況や屋根材の種類によって異なるため注意が必要です。
この記事では、遮熱塗料の仕組みと効果・断熱塗料との違い・メリット・デメリット・費用相場まで、初めての方にもわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

屋根の遮熱塗料とは?仕組みと期待できる効果
遮熱塗料は、太陽光を反射する特殊な顔料を配合した塗料です。
通常の塗料と見た目は似ていますが、熱を持ちやすい近赤外線を跳ね返す機能を持っています。
遮熱塗料の仕組み
遮熱塗料は、太陽光に含まれる近赤外線を塗料の表面で反射することで、屋根材が熱を吸収するのを防ぐ塗料です。
私たちが感じる熱さの多くは近赤外線(目に見えない光の一種)によるもので、一般的な塗料はこれをほとんど吸収してしまいます。
遮熱塗料はこの近赤外線を反射することで、屋根からの輻射熱(屋根から室内に伝わる熱)を軽減します。
一般的な塗料との比較では、屋根の表面温度を約10〜20℃抑えられるとされており、室温も約2〜3℃の低下が期待できます(製品や条件により異なります)。
遮熱塗料の期待できる効果
遮熱塗料を施工することで、主に以下の効果が期待できます。
- 夏場の室温上昇を抑える:特に2階や屋根直下の部屋の暑さが和らぐ傾向があります
- 冷房効率の向上:エアコンの稼働負担が軽減され、電気代の節約につながる可能性があります
- 屋根材の劣化防止:紫外線カット機能を備えた製品が多く、色あせや劣化を抑える保護効果が期待できます
「劇的に涼しくなる」というよりも、「夏の暑さが緩和される」という表現が実態に近いと言えるでしょう。
遮熱塗料と断熱塗料の違いを解説
「遮熱」と「断熱」は似た言葉ですが、熱に対するアプローチが根本的に異なります。
それぞれの特徴を整理したうえで、断熱材がある場合の考え方もご説明します。
| 項目 | 遮熱塗料 | 断熱塗料 |
|---|---|---|
| 熱への対処 | 太陽光(近赤外線)を屋根表面で反射する | 熱が屋根材から室内へ伝わるスピードを遅らせる |
| 主な効果 | 屋根表面温度の上昇を抑える | 室内外の熱の行き来を緩やかにする |
| 効果が出やすい季節 | 夏(涼しくなる) | 夏・冬の両方 |
| 冬への影響 | 太陽光を反射するため、暖かさを取り込みにくくなる場合がある | 熱を逃がしにくくするため、保温効果も期待できる |
| 費用目安(㎡単価) | 2,500〜4,000円程度 | 3,000〜5,000円程度 |
| 向いているケース | 夏の暑さに特化して対策したい場合 | 年間を通じた快適性向上を求める場合 |
天井裏や屋根裏に十分な断熱材が施工されている住宅では、屋根からの熱はすでにある程度カットされています。
そのため、遮熱塗料を追加しても体感できる変化が小さくなる可能性があります。
断熱材が入っていない、または断熱性能が低い住宅では遮熱塗料の効果をより実感しやすい傾向があるため、屋根の塗り替えを検討する際は、屋根裏の断熱状況も合わせて業者に確認してもらうことをおすすめします。
遮熱塗料のメリット・デメリットをわかりやすく解説
遮熱塗料を選ぶかどうか迷っている方のために、メリットとデメリットをお伝えします。
遮熱塗料を使う主なメリット
遮熱塗料が特に効果を発揮しやすいのは、金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタンなど)の住宅や、屋根裏の断熱材が少ない・入っていない住宅です。
2階など最上階の部屋で特に暑さを感じているご自宅にも向いています。
こうしたケースで遮熱塗料を使う主なメリットは次のとおりです。
- 夏の室温上昇を抑えて冷房効率が上がる:屋根表面温度が下がることで冷房の効きが改善される傾向があります
- 電気代の削減につながる可能性がある:年間で数千円〜1万円程度の冷房電気代削減が期待できます(条件により異なります)
- 紫外線カットで屋根材の劣化を防ぐ:屋根材の色あせやひび割れを抑える保護効果が得られます
- 塗装メンテナンスと暑さ対策を同時に実現できる:通常の屋根塗装と同じ工程で施工できるため、追加工事が不要です
遮熱塗料の注意点とデメリット
遮熱塗料が向いていないケースとして、屋根裏に十分な断熱材が入っている住宅、北向きの屋根で日射量が少ない住宅、または「冬も暖かく過ごしたい」という方が挙げられます。
こうしたケースでは、遮熱塗料を導入しても効果を感じにくい場合があります。
具体的な注意点は以下のとおりです。
- 断熱材がある住宅では費用対効果が下がる可能性がある:遮熱塗料の効果を室内で体感しにくいことがあります
- 一般塗料より単価が高め:1㎡あたり数百〜1,000円程度高くなる傾向があります
- 冬場は逆効果になる場合がある:日差しによる暖かさを取り込みにくくなり、暖房コストが若干上がる可能性があります
- 屋根材によっては効果が出にくい:瓦屋根など元々の蓄熱性が低い屋根材では、恩恵を感じにくい場合があります
遮熱塗料は「効果なし」って本当?失敗しないためのポイント
「遮熱塗料は効果がない」という声は、期待値のズレや住宅の条件が合わなかったことが原因と考えられます。
効果を感じにくい具体的な理由には、以下のようなものがあります。
- 太陽光を反射するため冬の暖かさには効果がない
- 濃い色を選んで反射率が下がる
- すでに断熱材が充実していて差が出にくい
後悔しないためのポイントは以下のとおりです。
- 施工前に屋根裏の断熱状況を業者に確認してもらう
- 遮熱効果を高めるために明るめの色(中間色以上)を選ぶ
- 「電気代が大幅に安くなる」といった誇大な説明をする業者は避ける
- 単体で解決しようとせず、屋根裏の断熱改善と組み合わせる
特徴を正しく理解し、自宅に適した施工を行うことで、遮熱塗料本来の恩恵をしっかりと実感できるでしょう。

屋根の素材・塗料の色によって遮熱効果は変わる?
遮熱塗料を選んでも、屋根の素材と塗料の色によって効果の大きさは変わります。自宅の屋根と照らし合わせて参考にしてください。
トタン・瓦・スレート別の遮熱効果の違い
屋根材の種類によって、熱の吸収しやすさと遮熱塗料の相性が異なります。
| 屋根材の種類 | 熱吸収の特性 | 遮熱塗料との相性 |
|---|---|---|
| 金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタンなど) | 熱を吸収・放出しやすく、表面温度が高くなりやすい | 相性が良く、遮熱効果を実感しやすい |
| スレート(コロニアル) | 金属より蓄熱しにくいが、劣化すると吸水・蓄熱しやすい | 効果あり。特に劣化が進んでいる場合は塗装自体も必要 |
| 瓦(粘土瓦) | 厚みがあり蓄熱しにくい。空気層も断熱に寄与している | 効果は限定的。暑さが気になる場合は屋根裏断熱の見直しを検討 |
金属系の屋根は夏場に表面温度が70〜80℃以上に達することもあります。
遮熱塗料を使用することでその温度を10〜20℃程度抑えられるため、室内への熱の伝わりも緩和できるでしょう。
一方、瓦屋根は構造上、元から断熱性が高いため、遮熱塗料による追加の効果を実感しにくい傾向があります。
塗料の色が遮熱効果に与える影響
塗料の色が明るいほど太陽光を反射しやすく、遮熱効果が高くなります。
| 色の系統 | 日射反射率の目安 | 遮熱効果 |
|---|---|---|
| 白・クリーム・ベージュ系 | 60〜80%程度 | 高い |
| グレー・ブラウン系(中間色) | 30〜50%程度 | 中程度 |
| 濃いブラウン・ネイビー・ダークグレー系 | 10〜25%程度 | 低め |
| 黒・ダークカラー系 | 5〜15%程度 | 低い |
「外観の印象を大きく変えたくない」という方も少なくありません。
近年は遮熱顔料を配合した特殊技術により、濃い色でも日射反射率を高めた「高遮熱対応の濃色塗料」も各メーカーから販売されています。
外観の好みと遮熱性能を両立させたい場合は、施工業者にそうした製品の取り扱いがあるか確認してみましょう。
屋根の遮熱塗装にかかる費用相場と節約方法
「費用はどのくらいかかる?」は多くの方が気になるポイントです。
ここでは費用相場と、ご自身で塗装を行うDIYについての考え方を整理します。
業者依頼の費用相場と費用を左右する要因
遮熱塗料を使った屋根塗装の費用は屋根の広さや形状のほか、塗料のグレードで変動します。
30坪住宅(屋根面積60〜80㎡程度)に遮熱機能付きシリコン塗料を使用する場合、足場代や高圧洗浄、下地処理を含めて35〜55万円が相場です。
フッ素系塗料を使用する場合は45〜65万円程度が目安となります。
費用を抑えるためにも、複数社から相見積もりを取り、金額だけでなく工程の内訳まで丁寧に比較しましょう。
屋根塗装のDIYは危険!業者へ依頼すべき理由
費用を抑えるためにご自身で塗装を行うDIYは、推奨できません。
なぜなら、屋根の上での高所作業は滑りやすく、転落による重大事故につながるリスクがあるからです。
また、下地処理や塗料の取り扱いを誤ると数年で剥がれてしまい、結果的に業者への再依頼で費用がかさむケースも少なくありません。
安全面や長期的な耐久性の観点からも、屋根塗装はプロの塗装店に任せるのが最善の選択肢です。
まとめ:自分の家に遮熱塗料は必要か?後悔しない選択のために
遮熱塗料は夏の屋根の温度や室温の上昇を抑える効果がありますが、実感できる効果は自宅の断熱状況や屋根材の種類によって異なります。
危険な高所作業になるためDIY塗装は避け、まずは信頼できる業者に相談して、ご自宅に合った最適な塗装プランを見つけることが成功への近道です。
千葉県で屋根塗装をご検討中の方は、ぜひStudioテツにご相談ください。
Studioテツは千葉県に密着した塗装専門店です。丁寧な下地処理と高品質な施工で、地域のお客様の住まいを守ります。ぜひお気軽にお問い合わせください。


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