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2024.07.25
屋根塗装の3つのメリット | 湿気・雨漏り対策や施工タイミングを解説
「屋根塗装のメリットは?」「屋根塗装の重要性は?」などと気になっていませんか?
屋根塗装は、家の保護や価値を維持するためにも不可欠です。適切な時期に行えば、雨漏りや湿気対策になり、建物の寿命を延ばせます。
本記事では屋根塗装の3つの具体的なメリットについて解説します。屋根塗装を行うおすすめのタイミングもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
屋根塗装は住宅にとって「必要不可欠」
屋根塗装は、住宅の寿命と価値を維持するために欠かせない作業です。適切な塗装を行えば、屋根材の劣化を防ぎ、雨漏りや湿気の侵入を抑制します。
一般的に、屋根材の種類や環境条件によって塗装の目安は異なりますが、10年前後が適切な時期とされています。屋根塗装を怠ると、屋根の防水性が減り雨漏りの原因にもなるため、定期的な屋根塗装は住宅にとって必要不可欠です。
屋根塗装を行う3つのメリット
屋根塗装には以下3つのメリットがあります。
- 湿気・雨漏り対策になる
- 建物の寿命を伸ばし、資産価値を守る
- 住まいの美観を保つ
メリット①湿気・雨漏り対策になる
屋根塗装は、住宅を湿気や雨漏りから守る効果的な方法です。塗料が屋根材の表面を覆えば、水の侵入を防いで建物内部を保護し、湿気対策にもつながります。
雨漏り対策:水漏れによる被害を防ぐ
屋根塗装は、雨漏りによる深刻な被害を防ぐ重要な工事です。適切な塗装により、屋根材の隙間や亀裂を埋め、水の侵入を防ぎます。
雨漏りを放置すると天井のシミや壁紙の剥がれ、電気系統の故障につながり、高額な修理費用が発生する可能性があります。定期的な屋根塗装を実施すれば、問題を未然に防ぐことが可能です。
湿気対策:結露によるカビやシロアリの抑制をする
屋根塗装は、湿気対策として結露を抑制し、カビやシロアリの発生を防ぐ効果があります。適切な塗料を選択すれば、屋根材の通気性を維持しながら防水性を高めることが可能です。
結露を放置すると、屋根裏や壁内部でカビが発生し、健康被害のリスクが高まります。湿気はシロアリを引き寄せ、建物の構造を脅かす可能性があるため、早めの対処が必要です。
メリット②建物の寿命を伸ばし、資産価値を守る
住宅の屋根に適切な塗装を施せば、屋根材の劣化を防ぎ、建物全体の耐久性を向上させます。建物の寿命が伸びれば、資産価値が上がり、売却時には査定価格がアップする可能性が高いです。
下地を保護し建物の寿命を延ばす
屋根塗装で使う塗料には、紫外線や雨風から屋根材を守るシリコンやウレタン素材が入っています。素材は塗膜を形成し、下地を保護してくれるため、劣化のスピードを遅らせることが可能です。
劣化が遅れれば建物の寿命が伸びるため、一定期間は工事をする必要もありません。適切な塗装を行わないと、屋根材が早期に劣化し、雨漏りや構造的な問題が発生するため注意しましょう。
売却時に査定価格のアップに繋がる
適切に維持管理された屋根は、不動産売却時の査定価格アップにつながります。屋根の状態は、建物全体の印象に大きな影響を与えるため、査定額が変化するポイントの1つです。
築20年の住宅でも、定期的に屋根塗装を行っていれば、同年数の未塗装の家と比べて500万円以上高く査定される場合もあります。そのため、適切な屋根塗装は将来の資産価値を守る投資と言えるでしょう。
メリット③住まいの美観を保つ
屋根塗装は、住宅の外観を美しく保つ重要な役割を果たします。適切な塗装により、屋根の色褪せや汚れを防ぎ、建物全体の印象を向上させることが可能です。
色褪せや汚れの回復
屋根塗装は、色褪せや汚れによって失われた屋根の美観を回復させる効果的な方法です。紫外線や風雨にさらされる屋根は、時間とともに色あせや汚れが目立つようになります。
たとえば、くすんだグレーの屋根だったとしても、屋根塗装で鮮やかな黒や深みのある茶色に変えることも可能です。適切な塗装を行えば、屋根本来の色彩を取り戻し、建物全体の印象を一新できます。
光沢感のある美しい仕上がり
屋根塗装を行えば、光沢感のある美しい仕上がりを実現できます。高品質な塗料を使用すれば、太陽光を反射する光沢ある表面を作り出し、建物の外観を格段に向上させることが可能です。
光沢のある屋根は雨水の流れをスムーズにするため、壁の汚れを軽減したい場合にもおすすめです。塗装を行えば、美しさが長続きし、メンテナンス頻度を減らす結果となります。
屋根塗装のおすすめのタイミング
屋根塗装は適切なタイミングで塗装を行えば、雨漏りや劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばせます。おすすめのタイミングをまとめると以下のとおりです。
- スレート屋根は7〜10年が目安
- トタン屋根は少しでもサビが出始める前
- 外壁塗装と一緒にするのがおすすめ
スレート屋根は7〜10年が目安
紫外線による色褪せは、塗料が劣化し、塗膜の効果が薄れる事でおきる現象なので、防水性も保たれていないと考えられます。スレート屋根は約10年で表面の防水性が低下するため、色褪せが見え始める施工後7〜10年を目安に塗装を検討しましょう。
防水性が落ちると、屋根材は水分を含んで膨張や乾燥で収縮を繰り返し、固定されている部分に緩みや反りが生じる場合もあります。建物の立地条件に大きく左右されるため、早めに点検すると良いでしょう。
トタン屋根は少しでもサビが出始める前
トタン屋根の表面も塗膜で保護されています。塗膜が劣化すると傷がつきやすくなり、防水性も失われ、サビの原因となるため注意が必要です。
サビは、一気に広がる性質があるため、劣化がどんどん進んでしまいます。一般的に、トタン屋根の塗り替え目安は5〜10年とされていますが、環境条件によっては早めの対応が必要です。
外壁塗装と一緒にするのがおすすめ
外壁も10年を目安に塗装するのが一般的とされていますので、同じタイミングでどちらもプロに点検してもらうと良いでしょう。屋根塗装は外壁塗装を同時に行えば、工事期間の短縮によるコスト削減が可能です。
また、屋根と外壁の色のバランスを考慮した塗装ができ、家全体の美観も向上します。
屋根塗装は建物の寿命を左右する大切なメンテナンスなのでプロに相談しよう
屋根を1番外側で守っているのは塗料の膜や塗膜で、劣化することで湿気や雨漏りが発生し、建物全体の傷みに繋がります。定期的な塗装には建物の寿命を延ばし、性能を守り、快適に過ごすことができる大きなメリットがあります。
ただし、屋根は劣化の状況が見えない場所で、自分で屋根に登って確認するのはとても危険です。外壁に傷みが見られる場合、紫外線の影響をより受けている屋根も劣化が進んでいると考えて間違いはありません。
Studioテツは、屋根塗装だけでなく、状況に応じて葺き替え工事まで対応しています。屋根に登って調査すると、屋根材が一部無くなっていたりする場合もありますが、すぐに対応できます。