コラム
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2024.10.30
珪藻土を内壁・外壁の塗り替えに使うのはアリ?メリットや塗装のポイントを解説
珪藻土は見た目がおしゃれなほか、湿度調節や脱臭効果などもあり、外壁や内壁塗装に利用することでさまざまなメリットが期待できます。
内壁・外壁塗装の塗り替えに珪藻土を使ってみたいと考えている方に向けて、この記事では珪藻土を内壁・外壁の塗り替えに使うメリット・デメリットについて解説します。
珪藻土を内壁・外壁の塗り替えに使う際のポイントや、費用相場についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
珪藻土を内壁・外壁の塗り替えに使うメリット
珪藻土を内壁・外壁塗装の塗り替えに使う、以下のメリットについて解説します。
- 湿度調節がしやすい
- 脱臭効果がある
- 耐火性・断熱性が高い
湿度調節がしやすい
珪藻土には、湿度調節がしやすいというメリットがあります。
珪藻土には目に見えない程度の小さな穴が無数に空いており、湿度が高い時は湿気を放出し、湿度が低い時は湿気を取り込む役割を果たします。自然に湿度調節ができ、結露やカビを予防する効果も期待できる点がメリットです。
脱臭効果がある
珪藻土を内壁の塗装に使うことで、脱臭効果が期待できるという点もメリットです。
珪藻土が水分を吸収する際、水分中に含まれる臭いの成分も一緒に吸収するため、消臭・脱臭効果が期待できます。タバコやペット、料理の匂いなどを自然に吸収してくれます。
耐火性・断熱性が高い
珪藻土には、耐火性・断熱性が高いという特徴もあります。
珪藻土の主な成分はケイ素です。レンガや七輪などに使われていた歴史もあり、非常に燃えにくい素材です。木材に比べると耐火性・耐熱性が高いため防火効果が期待でき、万が一家事が発生しても被害が広がるのを防ぐ効果が期待できます。
また、断熱性もあるため冬も暖かいという点がメリットです。
珪藻土を内壁・外壁の塗り替えに使うデメリット
珪藻土を内壁・外壁の塗り替えに使う場合に起こる、以下のデメリットについて解説します。
- シミがつきやすい
- 凝固剤の割合に左右される
- 強度が低くヒビが入りやすい
シミがつきやすい
珪藻土は水分を吸収しやすい素材のため、汚れがつくとシミになりやすいというデメリットがあります。
コーヒーやお茶、醤油といった色の濃い液体がかかると、汚れが落ちずにシミになる可能性があるため、注意が必要です。
凝固剤の割合に左右される
珪藻土のメリットを引き出すには、凝固剤の割合がポイントとなります。凝固剤の割合によっては、珪藻土の特性が十分に引き出されない可能性がある点がデメリットです。
珪藻土単体では固まらないため、壁材として使うためにはセメント、石膏、合成樹脂といった凝固剤が使われます。凝固剤の割合が多いと、吸湿性が落ちてしまいます。
珪藻土と凝固剤の割合を決めるには専門的な判断が必要なため、業者によく相談することが重要です。
強度が低くヒビが入りやすい
珪藻土には、強度が低いというデメリットがあるため、地震や道路の振動でヒビが入ってしまう場合があります。
また、画鋲や釘を刺して崩れてしまうことも考えられます。珪藻土の下地となっている部分の伸縮によってもヒビが入る可能性があるため、ヒビが入りやすい状況やヒビの防ぎ方、ヒビが入ってしまった時の対処法について業者に相談しておきましょう。
珪藻土で壁の塗り替えをするポイント
珪藻土で壁の塗り替えをする際に気をつけたい、以下のポイントを解説します。
- 工事方法を選ぶ
- 珪藻土の種類を選ぶ
- 珪藻土の施工実績が豊富な業者を選ぶ
工事方法を選ぶ
珪藻土での壁の塗り替えは、「壁紙タイプ」「左官仕上げ」「塗料タイプ」の3種類があります。珪藻土で内壁・外壁塗装の塗り替えを行う際は、工事方法を選ぶ必要があります。
壁紙タイプとペンキタイプはDIYでできるが、珪藻土のメリットを引き出しながら美しい仕上がりにするためには、職人に依頼する左官タイプがおすすめです。
珪藻土の種類を選ぶ
珪藻土の壁材は、珪藻土の含有量や珪藻土の色、粒の大きさなどさまざまな種類があります。珪藻土に求める効果や、色などによって種類を選ぶようにしましょう。
こちらも、珪藻土での塗装実績がある専門家に相談しながら決めるのがおすすめです。
珪藻土の施工実績が豊富な業者を選ぶ
珪藻土の塗装作業は難しく、職人技が必要です。珪藻土の壁の塗り替えを業者に依頼する際は、珪藻土の施工実績が豊富な業者に依頼するのがポイントです。
珪藻土の塗り替え工事の相場
珪藻土の塗り替え工事は、1平方メートルあたり6,000円〜10,000円程度が相場です。
30坪の家の壁を珪藻土リフォームする場合は、60万円〜150万円ほどかかることが想定されます。
まとめ
珪藻土を外壁・内壁塗装に使用することで、脱臭効果や湿度調整効果、耐火性が期待できます。ただし、ヒビが入りやすい、シミができやすいといったデメリットもあるため、珪藻土の使用を検討する場合は業者とよく相談するのがおすすめです。
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