コラム
Column
2024.10.25
外壁塗装に秋がおすすめな理由|秋に外壁塗装を行う注意点も解説

外壁塗装工事をしたいけれど、一年のうちどの季節に行えばいいかわからないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
外壁塗装を行う季節は、気候の面で作業しやすい秋がおすすめです。この記事では、外壁塗装に秋が適している理由について解説します。秋に外壁塗装を行う際の、よくある疑問とその回答もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装に秋がおすすめな3つの理由

外壁塗装の季節選びでは、気候が安定しやすい秋が適しています。以下でその理由を解説します。
- 気温5℃以上・湿度85%以下を満たしやすい
- 乾燥・硬化が安定しやすい
- 作業効率と安全性
気温5℃以上・湿度85%以下を満たしやすい
一般的に、塗料の乾燥に適した条件は気温が5℃以上・湿度85%以下の気候とされ、秋はこの基準を満たしやすい季節といえます。
また、真冬ほど極端に冷え込みにくい日が多く、外壁塗装に適している点です。早朝や夜も極端に冷え込むことが少ないため、塗料を乾燥させやすいという特徴があります。
気温が低かったり、湿度が高かったりすると、十分な光沢がでなくなってしまう「ツヤ引け」や、全体的に白っぽくなる現象が起きやすくなり、美観に影響します。また、塗膜が外壁に十分に付着せず、剥がれが起きる可能性もあります。
乾燥・硬化が安定しやすい
塗料の乾燥や硬化は、安定した状態で進めるのがポイントです。
真夏は気温が高く、塗料が乾燥しやすいというメリットがありますが、乾くのが早すぎて塗り継ぎ部分がムラになってしまう可能性もあります。
冬は湿度が低いという点では塗料の乾燥に向いていますが、低温によって硬化が遅れやすい側面があります。
秋は温度、湿度ともにちょうど良い状態が続くため、乾燥や硬化が安定しやすいのが特徴です。仕上がりの光沢や耐久性にプラスの影響を及ぼします。
作業効率と安全性
秋は熱中症のリスクが低く、雨や風も比較的少ないためも、外壁塗装の作業に適していると言えます。
夏は熱中症のおそれがあったり、冬は結露や霜などで滑りやすくなったりと、作業員の安全が確保できない可能性があります。また、台風が多い季節も、強風で足場があおられて危険です。
秋は熱中症の心配が低く、雨や風も比較的少ないため、足場での作業がしやすい季節です。安全性の面でも外壁塗装に適しています。
秋のデメリットと回避策
秋は外壁塗装工事に適した季節ですが、雨や台風の可能性もあるため想定外の天気に注意する必要があります。
外壁塗装を秋に行う際の注意点について解説します。
- 残暑や雨で作業ができない場合がある
- 台風で作業ができない場合がある
- 繁忙期のため料金が高くなる可能性がある
残暑や雨で作業ができない場合がある
秋は基本的に夏よりも気温が下がるため、外壁塗装に向いている季節ですが、時期によっては残暑が厳しいこともあるため注意が必要です。
9月上旬ごろはまだ暑い日が続くことがあり、気温によっては作業できない可能性があります。また、9月は秋雨前線によって雨が多くなる傾向があるため、作業ができなかったり、中止になったりする可能性があります。
天気予報に注意しながら、工事の日程について業者とよく相談することが重要です。
台風で作業ができない場合がある
秋は晴れの日が多い季節ですが、台風が発生する可能性もあるため注意が必要です。
9月〜10月ごろは台風が発生しやすい時季です。気温の面では問題なくても、台風接近により作業ができなくなる場合があります。
台風の直撃や降雨がない場合でも、強風によってごみやほこりが付着したり、強風で足場が揺れて安全性が確保できなくなったりする可能性があります。強風の日は作業ができなくなる可能性もあるため、注意が必要です。
繁忙期のため料金が高くなる可能性がある
秋は外壁塗装の繁忙期に当たるため、料金が高くなるほか、予約が取りにくくなる可能性もあります。
秋に外壁塗装をしたい場合は、早めに相談して料金の見積もりを取ることが重要です。
秋の外壁塗装をスムーズに行うポイント

秋の外壁塗装をスムーズに行うためには、早めに見積もりや施工時期の相談を業者と行うことが重要です。また、費用をまかなうために自治体の助成金の利用検討も早めに行っておきましょう。
秋の外壁塗装をスムーズに行うポイントについて、以下より解説します。
早めに業者に相談する
秋に外壁塗装を考えている場合は、早めに業者に相談するようにしましょう。ギリギリになると職人の確保ができず、工事が行えない可能性があります。
また、外壁塗装は複数の業者に相談して見積もりを取り、比較検討することが重要です。早めに行動を開始して料金やサービス内容、使用する塗料、アフターフォローなどについて確認するのがおすすめです。
自治体の助成金を検討する
秋に外壁塗装をしたいが資金が心配という場合は、自治体の助成金を検討するのも1つの方法です。
しかし、助成金を受けるためには、申請期間内に必要な書類を揃えて手続きを行う必要があります。また、予算の都合上、申請期間中でも受付が終了する場合があります。確実に助成金を受けたい場合は、お早めに自治体へお問い合わせいただき、制度の詳細や申請方法についてご確認ください。
秋の外壁塗装でよくある質問
秋の外壁塗装に関して、よくある質問とその回答をまとめました。
Q1. 9月は雨が多いと聞きましたが、着工しても大丈夫ですか?
着工自体は可能ですが、雨の日や湿度の高い日は作業が中断し、工期が伸びる可能性を考慮に入れておきましょう。
基本的に、雨天や高湿度、強風の日は作業が中断となります。工程表に予備日を2日以上組み込んでおき、予定通りに進められるようにすることが重要です。
作業の中断を判断する基準や、延期になった場合の対処法など、詳細は業者としっかり相談しておきましょう。
Q2. 台風が接近した場合はどのように対応しますか?
台風が接近した場合は、作業の前倒し、または一時中断する可能性があります。
台風接近時は強風が予想されるため、足場養生の安全確保が最優先となります。一時中断したあとは風や湿度、壁面の乾燥度合いを確認してから作業を再開します。
作業が延期になった場合の追加費用や日程については、契約前に明文化するのが一般的です。契約書を確認し、気になることがあれば業者に遠慮なく質問しましょう。
Q3. 冬や春・夏より、なぜ秋が良いのですか?
外壁塗装の塗料の乾燥や硬化に適している気候は、気温5℃以上、湿度85%以下です。
冬は気温が低すぎて硬化が遅延したり、梅雨は湿度が高く塗料の乾燥が遅れる可能性があります。夏は塗料は乾燥させやすいですが、乾燥が早すぎて塗りムラが生じる可能性があります。
一方で、秋は乾燥や硬化をする際の気候条件を満たしやすく、仕上がりの品質が安定しやすいといったメリットがあります。
Q4. 工期はどれくらいかかりますか?また、外出は必要ですか?
30坪の場合、10日〜14日程度が目安です。天候不良や、建物の予期せぬ損傷や劣化を発見した場合などは、工期が伸びる可能性があります。
外出は不要ですが、足場の設置日や高圧洗浄を行う日は在宅が推奨されます。
工期や施工中の過ごし方などについて、施工会社としっかり打ち合わせしておきましょう。
関連記事:外壁塗装のスケジュールは約1〜2週間!作業工程ごとの期間と注意点を解説
まとめ
秋は基本的に気候が安定しており、気温や湿度が外壁塗装に適している季節です。また、作業員の安全を確保しやすいという点でも秋が適しています。ただし、残暑が厳しかったり台風が接近していたりすると工事が行えなくなる場合もあるため、施工時期について業者とよく相談するのがおすすめです。また、外壁塗装中の過ごし方についても確認しておきましょう。
秋は繁忙期でもあるため、早めに業者に相談したり助成金を検討したりして、前もって準備をしておくようにしましょう。
千葉県で外壁塗装をお考えの場合は、千葉県の塗装店であるStudioテツにご相談ください。外壁塗装や屋根塗装の実績があり、こだわりの下地処理で施工を行います。ぜひお気軽にお問い合わせください。