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2025.01.16
屋根塗装は冬でもできる?冬施工のメリット・注意点を紹介

屋根塗装は冬でもできるのでしょうか?結論から言えば、気温や湿度などの条件を満たせば冬でも施工は可能です。特に千葉県の冬は日中5℃を超える日が多く、注意点を押さえれば問題のない品質に仕上げられます。
本記事では、屋根塗装を冬に行う場合の施工条件、冬場に起こりやすい注意点、冬に塗装するメリット・デメリット、さらに工期や費用の目安まで詳しく解説します。これから屋根塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
冬の屋根塗装は可能?【結論】条件を満たせばOK

屋根塗装は冬でもできます。「気温5℃以上」「湿度85%以下」「結露しにくい環境」という条件を満たせば、冬の施工も問題ありません。
「冬は寒さで塗料が乾かないのでは?」と不安に思われがちですが、実際は日中5℃を超える時間帯があれば品質を確保した施工が可能です。
特に千葉県の冬は比較的温暖で、日中の気温が5℃以上になる日が多く、塗料メーカーが推奨する条件を満たすケースがほとんどです。乾燥した季節でもあるため、塗料の乾きが安定しやすいというメリットもあります。
ただし、朝夕の低温や霜・結露には注意が必要です。塗料が完全に乾く前に冷え込むと、ツヤのムラや剥がれの原因になることも。冬の屋根塗装を行う際は、施工や乾燥の時間を調整できる業者を選ぶことが大切です。
屋根塗装に適した気温・湿度
屋根塗装に適している気候は、気温は5℃以上、湿度85%以下とされています。
冬は寒く5℃を下回ることもありますが、逆に言えば5℃以上が続く期間であれば作業ができるということになります。冬だから一概にNGというわけではなく、冬に屋根塗装を行うメリット、デメリットを把握した上で業者と相談して行うことが重要です。
千葉の冬(12〜2月)は日中5℃超が多い
千葉の冬は、日平均気温が5℃を上回る日が多く、屋根塗装の施工条件を満たす日が続きます。「日平均気温」とは、一日の気温を朝から夜まで平均した値のことで、日中の暖かさだけでなく夜間の冷え込みも考慮した指標です。実際の施工判断では、この値が5℃を超えるかどうかが目安になります。
気象庁のデータによると、千葉市の冬(12〜2月)の日平均気温はおおむね7〜9℃。さらに降水日数も少なく、冬でも晴れの日が多いのが特徴です。朝晩の冷え込みによる霜や結露に注意すれば、日中は安定した作業環境を確保できます。
千葉では月の3分の2ほどが施工可能日と見込まれ、計画的に進めれば冬でも高品質な屋根塗装が可能です。
| 月 | 日平均気温 | 降水日数 | 施工可能日数 (目安) |
|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 9.0℃ | 6日 | 約22日 |
| 2025年1月 | 7.3℃ | 5日 | 約21日 |
| 2025年2月 | 7.1℃ | 7日 | 約20日 |
※施工可能日数は、日平均気温5℃以上かつ降水のない日が目安です。朝夕の霜や結露により、実際の作業時間は短縮される場合があります。
冬に屋根塗装を行うメリット

積雪・霜や低温のため屋根塗装ができないと思われがちですが、天候や地域によっては塗装を行うことが可能です。冬に屋根塗装を行うメリットもあるため、あえて冬に施工をするのも1つの方法です。
冬に屋根塗装を行う以下のメリットについて解説します。
- 湿度が低い
- 地域によっては晴れる日が多い
- 費用を抑えられる可能性がある
湿度が低い
冬は湿度が低く、乾燥した季節です。梅雨や台風といった雨の多い時期や、湿度が高い時期よりは、塗料が乾燥しやすいといったメリットがあります。
気温についても、5℃を上回ることの多い地域であれば問題なく塗装が可能です。
地域によっては晴れる日が多い
曇りの日は乾燥に時間がかかったり、雪が降ると作業が行えなかったりしますが、地域によっては気温が5℃を超える日や晴れの日が多い地域があります。
そういった地域では、冬の屋根塗装も問題なく行える場合があります。冬だからと諦めず、まずは業者へ相談してみましょう。
費用を抑えられる可能性がある
冬の外壁塗装は注意点が多いため、依頼の数が少なく閑散期になっていることが考えられます。閑散期にあたり予約が取りやすく費用を割引してもらえるといった可能性もあるため、お得に屋根塗装ができる場合もあるという点がメリットです。
屋根塗装を冬に行うデメリット
冬の屋根塗装にはいくつかの注意点があります。ここでは、特に影響の大きい「日照時間の短さ」と「霜・結露による作業制限」について詳しく見ていきましょう。
日照時間が短く工期が延びやすい
冬は日の出が遅く日没が早いため、実際に作業できる時間が短くなります。千葉では12月の日照時間は約9時間、夏の7月は約14時間とおよそ5時間の差があります。朝は霜が溶けるのを待ってから作業を始めることが多く、午後は16時を過ぎると急激に気温が下がるため、塗料の乾燥が不十分になる場合があります。
このため、1日の実働は5〜6時間程度に限られ、通常10日で完了する工事が冬は1〜3日ほど延びるケースもあります。工程に余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
朝夕の湿気・霜で作業が制限される
冬の朝は気温が低く、屋根の表面に霜や露が残ることがあります。下地に水分が残ったまま塗装を行うと、塗料が密着せず、剥がれや白化の原因になるため注意が必要です。そのため多くの現場では、霜が完全に消える10時頃から作業を始めます。
また夕方は気温が急激に下がり、結露が発生しやすくなります。塗料が乾き切る前に夜露に当たるとツヤが失われたり、表面にムラが生じたりする恐れがあります。冬の施工では朝遅め・夕方早めの工程を心がけ、乾燥時間を十分に確保することが重要です。
屋根塗装を冬に実施する場合に気をつけるべきポイント
ここまで紹介した通り、冬の屋根塗装にはメリットもあるものの、気をつけておくべきポイントもあります。特に、日照時間や気温は大きな問題になる可能性もあるため、気を配りながら進める必要があります。
そのほかの気を付けるべきポイントもあわせて、以下のチェックリストをチェックしてみてください。
- 朝の霜・結露が乾くまで作業開始を遅らせる(10時以降)
- 中塗りと上塗りの乾燥時間をメーカー仕様書で確認
- 日照時間が短いため、工期は+1〜2日余裕を見込む
- 低温による塗料の粘度変化に注意(温めて使用する場合あり)
- 施工中断時の養生を徹底する
- 気温や天候によっては作業ができない可能性を考慮する
実際の工期や作業の実施については、施工業者との綿密な打ち合わせが欠かせません。屋根塗装を失敗しないためにも、しっかりと事前打ち合わせをしておきましょう。
費用の目安と抑え方
冬だからといって屋根塗装の費用が特別に高くなるわけではありません。施工単価は季節よりも、使用する塗料の種類や屋根の面積、劣化状況によって決まります。
むしろ冬は外壁・屋根塗装の依頼が少なくなる時期のため、閑散期キャンペーンや早期予約割引などを活用できる可能性があります。
また、工事スケジュールに余裕がある業者を選べば、希望時期に合わせやすく、費用交渉がしやすいのも冬の利点です。
Studioテツでは、中間マージンのない自社施工により、品質を保ちながらコストを抑えた提案が可能です。さらに、季節や工期に応じた柔軟な見積もりにも対応しています。冬の塗装を検討している方は、費用面の相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
まとめ
冬でも屋根塗装は十分に可能です。気温5℃以上・湿度85%以下の条件を守り、朝夕の霜や結露に配慮すれば、春や夏と同じように高品質な施工が行えます。
冬は予約が取りやすく、費用面でのメリットがあるケースも多いため、「工事は春に…」と先延ばしする前に検討する価値があります。
Studioテツでは、千葉の気候を熟知した自社職人が一棟ずつ丁寧に対応し、施工後も安心の保証とアフターフォローを行っています。「冬でも屋根塗装は大丈夫?」と不安な方は、まずは無料点検・お見積もりをご依頼ください。