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2025.01.21
汚れにくい外壁塗装とは|塗料の種類や外壁のメンテナンス方法を解説

汚れにくい外壁塗装の作り方|色・素材・塗料・メンテナンス完全ガイド【千葉対応】
外壁は風雨にさらされているため、経年劣化で少しずつ汚れてきます。多少の汚れは避けられないとはいえ、できるだけ長くきれいに保ちたいですよね。
外壁を汚れにくくするためには、外壁の素材や塗料を工夫したり、こまめにメンテナンスしたりといった方法があります。この記事では、外壁を汚れにくくする方法やメンテナンスの方法、汚れが目立ちにくい外壁の色などについて解説します。
外壁が汚れる主な原因

外壁塗装が汚れる主な原因は、以下のとおりです。
- 雨だれ
- 排気ガス
- ほこり
- カビ・コケ
- チョーキング
外気にさらされる外壁は、風雨や排気ガスの影響で汚れることがあります。例えば、車通りの多い場所に面した建物では、排気ガスやほこりがつきやすい環境です。また、風雨にさらされているため、雨だれや黒ずみが生じることもあります。
そのほか、塗料自体の劣化により、ひび割れ・変色・チョーキングが起きることも見た目を損なう原因の一つです。
外壁をきれいな状態に保つためには、塗料の種類や色の選び方、定期的なメンテナンスなどが重要です。
汚れにくい外壁にする4つの対策
外壁を汚れにくくするためには、塗料や素材を工夫することが重要です。また、汚れが目立ちにくい色を選ぶのも1つの方法です。
外壁を汚れにくくする、または汚れを目立ちにくくする方法について解説します。
色|汚れが目立ちにくい外壁色を選ぶ
汚れがつきにくい素材や塗料にしても、経年劣化で多少は汚れがついてしまいます。汚れがついた場合でも目立たなくするために、外壁の色を工夫するのも1つの方法です。
汚れが目立ちにくい主な色は、以下の3種類です。
グレー系
汚れの色は中間色と呼ばれる色合いであることが多く、中間色を選ぶと汚れを目立ちにくくできます。
ベージュ・アイボリー系
ベージュやアイボリーも中間色で、砂ぼこりのような薄茶色の汚れが目立ちにくくなります。
ブラウン系
ブラウン系は、雨だれや大気中の汚れを目立ちにくくします。
逆に、汚れが目立ちやすいのは白、黒、その他赤・青などの原色です。外壁の色を選ぶ際は、汚れが付着したときのことも考慮するのがおすすめです。
素材|汚れがつきにくい外壁材を選ぶ
外壁の素材を、汚れがつきにくいものにするのも汚れを防ぐ方法の1つです。
外壁の素材には、モルタル、サイディング、タイル、ALCなどがありますが、なかでも汚れがつきにくい素材は、サイディングとタイルです。表面がつるつるしているため水を弾きやすく、汚れが染み込んだりこびりついたりするのを防ぐ効果が期待できます。タイルは耐久性も高いため、外壁そのものの劣化を遅らせます。
設計・ディテール|雨だれを生みにくい開口部・水切り設計を施す
外壁の汚れの原因は、外気だけではありません。雨だれもまた外壁の汚れの原因となります。雨水には、外気中の汚れや排気ガス、カビなどが含まれています。雨水が垂れて外壁に伝わることで、雨水の中の汚れが外壁に蓄積され、汚れの原因となります。
雨だれが生じにくい設計にすることが、外壁の汚れ防止策の1つです。
雨だれを防ぐためには、開口部に水切りの設計を施す方法があります。開口部とは、窓や扉などの箇所のことです。水切りとは、窓枠の下や、外壁と基礎との間に設置される金属の板のことです。
開口部に水切りを設けることで、雨水が外壁に伝わるのを防ぎ、雨だれを生じにくくできます。
塗料|汚れにくい塗料を使う
外壁の汚れを防ぐには、以下のような汚れにくい塗料が有効です。
- フッ素塗料
- 無機塗料
- ラジカル塗料
- 光触媒塗料
セルフクリーニング効果のある塗料を用いると、外壁が汚れにくくなります。光触媒塗料は、太陽光によって汚れの原因となる物質を分解するため汚れにくいのが特徴です。また、親水性が高く汚れを雨と一緒に洗い流す塗料もあります。
さらに、防汚効果のある塗料を使い、汚れの付着を抑えることも重要です。
汚れにくい外壁塗料の比較
| 耐用年数 | 単価(㎡あたり) | 低汚染性能 | |
|---|---|---|---|
| フッ素塗料 | 15年〜20年 | 3,000円〜5,000円 | 親水性があり、雨水と共に汚れが流れ落ちるため低汚染性は高い。ただし静電気による汚れには弱い。 |
| 無機塗料 | 20年〜25年 | 4,500円〜5,500円 | 親水性と静電気の発生しにくさにより、高い低汚染性と耐候性がある。 |
| ラジカル塗料 | 7年〜15年 | 2,300円〜3,500円 | 光沢があり、汚れがつきにくい。また、親水性による防汚効果もあり。 |
| 光触媒塗料 | 15年〜20年 | 4,000円〜5,000円 | 太陽光によって汚れを分解できるという性質を持ち、分解された汚れは雨水とともに流されるため、低汚染性は高い。 |
外壁の汚れを防ぐ方法

外壁は経年劣化でどうしても汚れてしまうとはいえ、なるべくきれいに保ちながら外壁塗装を長持ちさせたいですよね。
外壁の汚れを防ぐための、以下の方法について解説します。
- こまめにメンテナンスをする
- 定期的に洗浄する
こまめにメンテナンスをする
外壁をきれいに保つために、よく観察してこまめにメンテナンスするようにしましょう。
塗装に用いられる塗料は、一般的に10年程度持つとされています。ただし、ひび割れや変色、チョーキングといった症状がある場合は、10年経過していなくても修繕するかどうか業者と相談しましょう。
外壁の傷みを放置しておくと劣化が進み、大掛かりな修繕が必要になることがあります。そのため、外壁の状態を定期的にチェックし、劣化症状が発生していないか確認しておくと安心です。
定期的に洗浄する
外壁は風雨や砂ぼこりなどで汚れが付着しやすいですが、放置せず定期的に洗浄するのも外壁を長持ちさせる方法の1つです。
汚れを放置しておくと、見た目が悪くなることに加え、撥水・防水機能が落ちて外壁が劣化しやすくなります。そのため、長持ちさせるためには定期的な洗浄が必要です。
軽い汚れであれば、ブラシやスポンジで汚れを落とします。汚れが落ちない場合は、家庭用の高圧洗浄機を使用します。外壁の素材によっては、強く擦ったり圧力の強い洗浄方法は傷や劣化の原因になるおそれもあるため注意が必要です。
なかなか落ちない汚れや、自力での洗浄に自信がない場合は、業者に依頼して汚れを落としてもらうようにしましょう。外壁の素材によって、強い圧力での洗浄や強くこするることは避けた方が良いケースもあります。
汚れにくい外壁塗装についてよくある質問
汚れにくい外壁塗装について、よくある質問とその回答をまとめました。
Q. 白い外壁を選びたいのですが、汚れにくい白はありますか?
白という色はどうしても汚れが目立ちやすくなります。純白よりも2〜3トーン落とした、アイボリーのような白色がおすすめです。
さらに低汚染塗料を選んだり、雨だれ対策を行うことで汚れを防ぎやすくなります。
Q. サイディングと塗り壁はどちらが汚れにくいですか?
一般的に、表面が緻密であるほど低汚染性が高くなります。サイディングやタイルは表面が緻密、または平坦なため、汚れを防ぎやすいのが特徴です。
サイディングとは、外壁に貼り付けるタイプの仕上げ材のことです。サイディングの外壁材を選ぶ際は、表面が平坦な窯業系や金属系を選ぶことで汚れを防ぎやすくなります。また、タイルもコストはかかりますが表面がつるつるしているため、汚れが付着しにくいのが特徴です。
外壁材を検討する際は、防汚性とともに意匠やコストを考慮しながら選ぶのがおすすめです。
まとめ
外壁はほこりやカビ、雨だれなどで汚れが付着します。セルフクリーニング効果のある塗料を用いたり、汚れがつきにくい素材を用いたりすることで汚れをつきにくくできます。
塗料や仕上がりにこだわった外壁塗装は、Studioテツにお任せください。Studioテツは千葉県にある塗装店で、外壁塗装や屋根塗装などの実績があります。千葉県で外壁塗装をお考えの場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。