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2023.07.31

屋根塗装の剥がれとは?その原因と対応を解説

屋根塗装の剥がれとは?その原因と対応を解説

屋根塗装が剥がれている・・、この剥がれは大丈夫なのか心配になりますよね。どこに相談したらいいかもわからないと不安が増します。屋根塗装の剥がれとは、本来塗装によって保護されている屋根材の塗膜が、劣化などにより剥がれを起こしている事を指し、再塗装するなど対応が必要な状態です。

今回は屋根塗装の剥がれの原因と、剥がれが起こっている時の対応方法について解説していきます。

目次

屋根塗装の剥がれはどんな状態?剥がれが起こる屋根材について

屋根塗装の剥がれとは、屋根材の表面を保護している塗料の膜が剥がれる、浮く、反るなどの状態を指します。最近の住宅でよく使われているスレート屋根の材料はセメントなので親水性があり、そのままだと水を吸ってしまうため、表面を塗装の膜(塗膜)で保護してあります。

この塗膜が剥がれを起こすので塗装されている屋根材は、再塗装が必要です。

一方で粘土瓦は、耐久性がとても高く防水性に優れているため塗装がされていません。そのため、粘土瓦では塗装の剥がれが起こることはありません。

塗装されている屋根材

  • スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)
  • 金属屋根(トタン・ガルバニウム)
  • モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)
  • セメント瓦

塗装されていない屋根材

  • 粘土瓦(素焼き瓦、陶器瓦など)

一見同じように見える瓦でも、塗装されているものとしていないものが存在します。

屋根塗装の剥がれが起こる原因は大きく2つ

屋根塗装の剥がれが起こる原因は大きく2つ

屋根材の保護のために表面を覆っている塗装の膜(塗膜)の剥がれには、大きく2つの原因があります。

原因①経年劣化

施工してから、7年〜経過している場合は経年劣化が原因と考えられます。新築時または前回のメンテナンスで使った塗料の種類によっても耐用年数に違いがあります。

紫外線や雨水が原因

塗料を劣化させる3大要因は、紫外線、熱(太陽光の赤外線)、水です。この3つの影響を屋根は直接受けるため、屋根材を保護している塗料の成分である樹脂や顔料が分解劣化を起こし、退色→チョーキング(白亜化)→割れ→剥がれと劣化が進行していきます。

破損からの浸水

飛来物によって屋根材の一部に傷ができた場合、そこからの浸水によって劣化が進んでしまいます。屋根材は水分を含むと膨張し、乾燥すると収縮します。それを繰り返す事で表面の塗膜の剥がれや浮きが発生します。

原因②施工不良

前回のメンテナンスから1〜3年程で剥がれがある場合は、施工時に何か問題があった事が考えられます。

下地処理の不足

塗装前には新たな塗料の密着性を良くするために、汚れやサビを落とします。高圧洗浄や、ケレン作業などの下地処理はとても重要です。

金属屋根の場合にはあえて細かい傷をつけて、塗料の入り込みを良くする場合もあります。

そういった下地処理の不足は耐久性に大きな差が出ます。

使用した塗料の問題

屋根の素材によって適した塗料の組み合わせがあります。例えばスレート屋根の下塗り材はシーラー、金属屋根にはさび止めを使います。金属でもガルバニウムの場合はまた違うものを使用しますし、瓦でもモニエル瓦とコンクリート瓦では使う下塗り材が変わります。

上塗り材も素材に合わせるため、塗料選びはとても重要です。適した塗料で施工しないと剥がれが起きてしまいます。

屋根塗装の剥がれが起きてしまった時の対応方法と費用相場

塗膜の劣化は退色に始まり、チョーキング(白亜化)→割れ→剥がれと進行しますので、剥がれが起きた屋根は、劣化がかなり進んだ状態ですから、早めのメンテナンスが必要です。

屋根塗装をする

剥がれに気がついたら、まずは最初の選択肢は屋根塗装になります。下地処理で屋根材を塗装可能な状態にし、上から再塗装する事で塗膜の保護を復活させます。

心配な雨漏りについても、屋根材自体の防水性を確保する事に加えて、水弾きも良くなり、こけや汚れがつきにくくなるため、正しく雨水が流れ落ちるようになります。不要な場所に水が留まることがなくなり、雨漏りの予防効果が期待出来ます。

屋根塗装の場合には、費用相場は20万円から40万円程で、ここに足場代金15万円〜が追加されます。

屋根の葺き替え工事をする

屋根材自体の劣化が進むと、塗装ではなく屋根を葺き替える必要が出てきます。

劣化した屋根材を全て剥がし、新しいものに葺き替えますので、工事期間も長くなります。

費用相場は100万円から200万円程かかり、ここに足場代金15万円〜が追加されます。

古い屋根材を取り外さずに、その上に新しい屋根材を重ねていく、カバー工法(重ね葺き)もあり、全て剥がす場合に比べて、費用は少し抑える事が出来ます。

葺き替えには、屋根材の種類を変えて軽いものにするなどのメリットもあるので、屋根に詳しい業者さんに相談すると、工事の選択肢が増えるのでおすすめです。

屋根塗装の剥がれには定期的なメンテナンスが必要不可欠

屋根塗装の剥がれには定期的なメンテナンスが必要不可欠

屋根材は元々表面が塗装で保護されています。その塗膜は紫外線などの影響で劣化が避けられないため定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

劣化が進むと、屋根材自体が傷み、防水性が損なわれる事で屋根が湿度を持ち、結果的に家全体にカビなどの良くない影響が出てしまいます。

屋根の劣化は自分の目で確認するのが難しいため気がつきにくいものですが、外壁に退色などがあれば、屋根も劣化しています。紫外線や雨の影響は外壁よりも屋根の方が大きいので、劣化も早いと考えられます。

劣化状況が自分で判断できない場合でも、前回のメンテナンスから7年〜10年たっていれば、プロに相談して屋根診断などを受ける良いタイミングです。

屋根塗装は屋根材の種類によって、使用する塗料が変わります。また、瓦の場合には少し見ただけは、その種類の見極めが難しい事もあるため、知識と経験のある業者に頼むと安心できます。

スタジオテツでは、屋根塗装以外にも葺き替え工事、カバー工法もお見積もりが出来ます。塗装以外の選択肢もある事で、本当に必要な工事を提案できますので、少しでも心配な方は是非、ご相談ください。

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