コラム
Column
2024.10.16
外壁塗装は留守でも大丈夫!立ち会いが必要なタイミングと工事中の注意点を解説
外壁塗装中に留守にしても大丈夫かとよく質問されます。外壁塗装にかかる期間は約2週間なので、その間留守にしないわけにはいかないですよね。
留守にすることは問題ありませんが、安心して出かけるために大切なポイントがあります。今回は、外壁塗装中に留守にする際の押さえておくべき4つのポイントについて解説していきます。
外壁塗装は留守でも大丈夫!立ち会いのタイミングを確認しよう
外壁塗装は家の外のみの工事なので、職人が家に入ることはありません。トイレを借りる事もありませんし、お茶などの準備もしなくて大丈夫です。
留守であっても工事は進みますが、立ち会いが必要なタイミングが2回あり施工内容の確認方法が重要になります。
立ち会い1回目:足場設置前の事前打ち合わせが必要
見積りを作る際に現場調査をしていますが、それとは別に、実際の工事の前には周辺の道路事情や環境、お庭の様子など細かいチェックが必要になります。例えば、見積りの時から季節が変わるとお庭の様子も変化し、外壁に蔦が伸びていたり、木が茂っている事もありますので、対応を相談しましょう。
また、すでに傷があったり、壊れてしまっている物などを双方把握しておく必要がありますので必ず立ち会いします。
立ち会い2回目:足場撤去の前の完了検査
工事完了は業者ではなく施主さんが納得する事で完了になります。足場を撤去してしまうと、細かい所の確認が難しくなり、手直しもできなくなりますので、足場撤去の前に必ず双方立ち会いの上、仕上がりを確認します。
外壁塗装中に留守にする時の気をつける4つのポイント
外壁塗装中に留守にする際の重要な4つのポイントについて細かく説明していきます。
ポイント①事前打ち合わせ
足場設置前の立会いで確認するべき事は以下になります。
家の周りの物の撤去や移動について
外壁に沿って置いてある物は、移動しないとその部分の外壁が塗装できないため移動します。基本的には、物の移動は見積に入っていないので、自分で行うのが前提ですが、物置など大きな物は自分では難しいので相談し、中の整理は自分でやっておきましょう。
足場設置の位置に干渉してしまう物も移動の対象になります。良くあるケースは植木鉢やお庭のオブジェ、タイヤなどですが、どこに移動すれば作業に影響しないかを確認してから移動しましょう。
駐車場の使用について
足場設置で駐車場が使えなくなってしまう事があります。その際は近隣駐車場を借りるなどの必要があるので、必ず確認しましょう。
使用できても、足場設置の時は大きな部材が運ばれてきますので、車の移動が必要な場合があります。万が一の塗料飛散から車を守る養生シートも業者は持っていますので必要であれば相談しましょう。
土・日・祝日の対応
外壁塗装は雨の日以外は、工事をしている事がほとんどです。日曜日は工事をしないで欲しいなど、希望がある場合には事前に伝えておけば対応してもらえます。
ただし、数日なら問題ありませんが、塗料には適した乾燥時間があり、長く時間が空き過ぎても密着性が落ちて良くないケースもあるので、それを考慮したスケジュールを組んでもらう必要があります。大型連休が含まれる場合などは特に注意しましょう。
近隣挨拶
外壁塗装は足場設置の際の音や、作業車の出入り、塗料の臭いなど、ご近所に影響が出てしまうものなので、近隣挨拶は工事前に必ず行います。
ご近所さんが気にしている事の多くは、工事期間や時間帯、作業車の出入り、洗濯物の扱いなどであり、業者が回答する方がスムーズなので、挨拶は業者が担当する事が多いです。
また、通常はお隣、お向かい、裏などのお宅に挨拶しますが、業者であれば、施工内容を鑑み、挨拶が必要な範囲がわかりますし、タオルなどの準備も整っているので、業者にお願いしましょう。
ただし、全ての業者が挨拶を担当するとは限らないので、必ず事前に確認するのがおすすめです。
ポイント②進捗確認
工程表をもらう
工事の基本となる工程表を準備してもらいましょう。
見積が3回塗りとなっていた場合の作業工程は下地調整に1日、中塗り、上塗り各1日となります。塗装に必要な作業工程と必要な日数をあらかじめ把握する事が重要です。
作業報告は必須
塗装工事は天候に左右されるため、予定通りに進まない事があります。
朝、通常通りに作業を始めても、通り雨があれば、中止になりますし、予想よりも痛みが進んでいた場合などは、作業に時間がかかります。その日どこまで作業ができたのか、毎日報告をもらわないと進捗の把握がとてもむずかしくなります。工程表と合わせて確認していくと安心できます。
特に留守中は、自分の目で確かめることができないため報告は必ずもらうようにしましょう。
自分でも確認する
作業報告をもらったら、明るい時間帯である翌朝などに確認します。外壁の色は中塗りと上塗りを同じ色で塗りますので、きちんと2回塗りがされたかどうかは、全部終わってからでは分かりません。面倒でも自分の目で確認していくと安心できます。
ポイント③防犯対策
足場があって侵入しやすい
塗装工事は家全体を足場で囲います。人目につきづらい場所にも簡単に上がっていく事ができ、さらには塗料の飛散防止のシートで覆われていますので、それが目隠しとなり、侵入がしやすい状況と言えるのです。
また、室内がよく見えるのもあまりよくないので、留守にする際はカーテンも閉めて行きましょう。
人の出入りが多くなる
工事中は職人さんや、会社の担当者など、普段見慣れない人の出入りが増えます。複数の会社が入っている場合には、職人同士であっても知らない人間の出入りがあります。
どこの会社の誰が作業に入ったか、また、その日に出入りをする予定があるのかは、工事の担当者や現場監督が把握しているはずなので、日々報告をもらいましょう。
ポイント④完了検査
仕上がりを一緒に確認する
足場撤去の前に必ず、双方立会いの上行います。細かい塗りムラなどもこの段階で確認します。足場を撤去してしまうと確認も難しくなりますので、必ず足場の建っている段階で行います。
撤去や移動したものについて
移動したものを元の場所に戻すタイミングを決めておきましょう。足場撤去の際には大きな作業車が来ますので、作業の邪魔にならないタイミングを確認します。
外壁塗装は留守でも問題ないが、施工内容の信頼性の確保が重要
ここまでで説明してきたように、外壁塗装中に留守にするのは問題ありません。
ほとんどのお宅が、日中はお仕事などで不在の中、工事をしています。最近では留守ではないが在宅で仕事をしている場合など、あえて声をかけずに留守宅と同じように、工事を進めるケースもあります。
工事の進捗は心配ありませんが、気になるのは施工内容です。約束通りの作業がされているかは、作業報告を受けて判断しますが、その作業報告は誰が行うのか重要なポイントです。通常は職人さんから現場監督へ報告があり、その内容が自分へ届く事が多いかもしれません。
スタジオテツでは、社長が現場で作業をしているため、その日の進捗を、自ら即日報告します。そのため内容が正確であり、質問にもすぐ回答できます。
また、現場に誰が来たか、来る予定があるかも把握しています。誰がどんな作業を行ったかを正確に把握し、報告が行えるのは、施工内容の信頼性と防犯面の両方でとても重要です。
外壁塗装を留守で行う際には、2回の立会いをしっかり行い自分の希望を伝える事と、日々の細かい作業報告が欠かせません。見積の段階から作業報告はどのようになるかを確認しておくのも大切です。