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2024.08.21

【種類別】レンガ外壁の塗装は必要?頻度や費用相場を解説

レンガ調の家の外壁塗装とメンテナンスを外壁の種類別に解説

家の外壁がレンガ調の場合、外壁塗装で今のデザインが変わってしまうのではないかと心配になりますよね。外壁塗装のやり方次第で、現状のレンガの風合いを残したり、反対に思い切って好きな色に変更する事もできます。

今回はレンガ調外壁の塗装の種類とその方法、タイルの場合のメンテナンスについて、リフォーム歴20年以上の塗装屋が解説していきます。

目次

レンガ造りの外壁の種類

レンガ造りの外壁の種類

まずレンガ造りの外壁の主な種類とその特徴について解説していきます。

本物のレンガ

本物のレンガは耐火・断熱・また耐久性に優れたメンテナンスフリーの自然素材です。レンガを一つ一つ積み上げて造る外壁で重厚感や風格のあるデザインになります。紫外線による劣化がほとんどないため、塗装の必要がありません

しかし、施工できる業者が少なく、耐震性がないので地震が多い日本ではあまり普及していません。

レンガ調タイル

レンガのような見た目をしたタイルを貼って作る外壁で、本物のレンガに近い自然な風合いを出す事が出来ます。本物のレンガの主成分は土ですが、レンガ調タイルの主成分は石材・粘土などです。

デザインも豊富で部分使いも可能なタイルは、耐久性も高く人気の外壁材です。一枚一枚貼って仕上げるため、本物のレンガほどではありませんが費用はかかります

レンガ調サイディングボード

レンガを積んだようなデザインを再現したパネル型の外壁材です。工場で作られた板状のパネルを、外壁に貼って作り上げますので、施工がしやすく費用も抑えられます様々なデザインがあり、人気のサイディングボードですが、定期的なメンテナンスが必要な外壁材です。

レンガ調外壁のおすすめメンテナンス方法

レンガ調外壁のおすすめメンテナンス方法

次に、メンテナンスが必要なレンガ調タイルレンガ調サイディングボードについて解説します。

レンガ調タイルのメンテナンス

タイルそのものは、とても耐久性が高い素材です。無機質であるタイルは、その原材料である石や粘土などと同様に、雨や紫外線の影響で劣化しません。そのためレンガ調タイルの外壁は定期的な塗装工事の必要はありません。

ただし、目地に使われているシーリング材や、モルタルの下地といった部分は経年劣化が避けられません。モルタルは劣化して硬化すると、気温による収縮や膨張についていけず、ひび割れをおこし、タイルの浮き、剥がれなどの原因になります。目地のシーリング材も徐々に硬化するため、タイルとタイルの間の目地にひび割れや隙間が発生します。

タイルが剥がれて落下することや、目地のひび割れからの浸水などを防ぐためにも、シーリング材を追加するなどの、定期的なメンテナンスが必要です。

レンガ調サイディングボードのメンテナンス

レンガ調を再現したサイディングボードは、セメントや繊維質を高熱処理した「窯業(ようぎょう)系サイディングボード」と呼ばれるもので、多くの住宅で使われている外壁材です。

セメントには防水性がありませんので、表面は塗装がされています。レンガ調であってもこれは同じ事ですので、定期的な外壁塗装で、表面の防水性を保つことが必須となります。

塗料には耐用年数がありますので、目安として10年を目処に塗り替えを行いましょう。

ここでは主にレンガ調サイディングボードの場合の3つの塗装方法を見ていきます。

クリア塗装

透明な塗料を使って、現状のレンガ調を残すことができるのが最大のメリットです。透明であってもUV効果の高い塗料を使うことで紫外線劣化を防ぎますので、ただ艶を出すためだけではありません。

ただしクリア塗装ができるのは、劣化の少ない外壁に限りますので注意が必要です。クリア塗装には通常の塗装で使用する下地材が使えないのです。下地材は劣化した外壁を保護するための原料が含まれていて、白っぽい色をしています。

そのためクリア塗装には使えません。同じ理由から、外壁に傷などがあった場合、通常は傷を補修してから塗装しますが、クリアの場合はその補修の跡を隠すことができません。

また、すでに色褪せが起こっている場合も、クリア塗装をおすすめできません。なぜなら艶を出すことは可能ですが、南側と北側や、よく陽の当たる部分とそうでない部分とで、どうしても色の差ができてしまいます。

そのためクリア塗装を検討している場合は、特に早めにプロに相談することが大切です。

メリット
  • 現状のデザインを残すことができる
デメリット
  • 下地材が使えないため、耐久性が少し劣る
  • 劣化が進んだ外壁には施工できない

塗りつぶし(1色塗り)塗装

レンガ調の特徴である「レンガ部分」と「目地部分」を同じ色で塗ります

工程は、下地材→中塗り→上塗りとなり、一般的な外壁塗装と同じ3工程で塗りますので、劣化などでクリア塗装が不向きな場合でも対応できます。傷などを補修した跡も、その上から色のあるものを塗りますので、見えなくなり、綺麗な仕上がりになります。

メリット
  • 劣化の進んだ外壁にも施工できる、耐候性が上がる
  • 1色になることでシンプルなデザインにできる
デメリット
  • レンガ調やタイル調といった風合いがなくなる

レンガ調(タイル調塗装・2色塗り・塗り分け)塗装

レンガ調の特徴である「レンガ部分」と「目地部分」を2色で塗り分けする事で、レンガの風合いをそのままに、塗装が可能な工法です。「塗り替える」のですから、現状と全く違う2色を使って大胆にイメージを変える事もできる、自由度の高い外壁塗装です。

工法は、下地材→目地色で中塗り→上塗り→レンガ色で中塗り→上塗り

と、5工程となり、一般的な3工程よりも多く塗る必要があります。そのため耐候性の向上が期待できます。

このレンガ調塗装は、「レンガ部分」と「目地部分」の境目を一つ一つ、職人さんが目で見て、はみ出しなどがないように、細かい筆で仕上げ塗りをします。単純に塗る回数が増えるだけではなく、手間と技術が必要な施工方法です。

その分コストが上がりますが、仕上がりの高級感やレンガの再現度など、こだわって塗装をしたい方には、とてもおすすめです。

メリット
  • 劣化の進んだ外壁にも施工ができ、かつ耐候性が高い
  • レンガ調を再現した塗装ができる
デメリット
  • コストがかかる
  • 工期が長くなる

レンガ調外壁塗装の費用相場

レンガ調外壁塗装の費用相場

レンガ調タイルの費用相場

レンガ調タイルのメンテナンスは、劣化状況に応じてかかる費用が異なりますタイルの目地部分のシーリング材は、一度剥がして新しくする打ち替えと、追加するだけの打ち増しの2種類があります。

劣化が進んだ状態では打ち替えが必要で、1メートルあたり800〜1200円程です。打ち増しで済む場合には1メートルあたり500〜800円と少し費用が抑えられます。

タイルの剥がれや浮きがあり、下地のモルタルが原因の場合には、左官工事で1平方メートルあたり1000円〜2000円程と言われています。その他に剥がれたタイルを貼り直す場合、タイル材が1枚、500円〜1000円程。場所によっては足場代金などがかかります。

レンガ調サイディングボードの塗り替え費用相場

一般的な戸建て住宅の場合なら、外壁塗装の相場は80万円から140万円です。これはあくまでも平均の金額で、建物の大きさによって価格は違ってきます。

レンガ調サイディングボードであっても、相場は同じなのですが、レンガ調を再現する塗装工事の場合(レンガ調塗装、タイル調塗装、2色塗り、塗り分けなど)は通常の費用相場にプラスして、15万から20万ほどかかると考えられます。

【番外編】レンガ調の外壁にリフォームする

【番外編】レンガ調の外壁にリフォームする

現在の外壁がレンガ調ではない場合は、レンガ調サイディングを上から貼る、またはレンガ調タイルを貼っていくなどの方法が考えられます。

既に現在のお住まいがタイル調の外壁であれば、その凹凸した立体感を生かして、色を赤茶色にするなどで雰囲気を味わうことできます。

どの外壁塗装の方法が適しているのかはなかなか素人には判断が難しいですから、プロに一度見てもらって相談することをお勧めします。

レンガ調の外壁塗装に対応可能な業者で定期的なメンテナンスをしよう

タイルであっても、サイディングボードであっても定期的なメンテナンスが必要です。タイルは劣化の状況で費用が大きく変わりますし、サイディングボードの場合でも、早い段階でプロに相談することで、クリア塗装が可能となり塗装の選択肢が増えます。

レンガ調を再現するレンガ調塗装の場合には、手間や技術が必要となるため、全ての塗装店が対応しているとは限りません。

スタジオテツでは、1度のお見積で、クリア塗装の場合、1色塗りの場合、レンガ調の場合(タイル調塗装、2色塗り、塗り分けなど)と3種類の提案をしています。かかる費用や仕上がりのイメージで、納得のいく塗装方法を検討する事ができます。

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レンガ調は温かみがあり素敵なデザインの外壁です。少し早めのメンテナンスで、建物の安全性とその美しさを保ちましょう。

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