コラム
Column
2024.09.24
屋根塗装の乾燥時間はどれくらい?目安と注意点を解説
屋根塗装を行う際は、乾燥のために十分な時間を取る必要があります。この記事では、屋根塗装の乾燥時間の目安や、屋根塗装を行う際の注意点について解説します。
屋根塗装の乾燥時間が不十分な場合に起こること
屋根塗装の乾燥時間が不十分だと、仕上がりや工程に影響が出る可能性があります。屋根塗装の乾燥時間が不十分な場合に起こることについて解説します。
不具合が発生する可能性がある
屋根塗装の乾燥時間が短いと、不具合が発生する可能性があります。
不具合とは、急な色褪せが起きたり艶がなくなったりすることです。また、1年もたたないうちに剥がれやひび割れなどが起きたり、水の切れが悪くなったりすることもあります。
不具合が起きると再度補修が必要となるため、屋根塗装の際は十分な乾燥時間を取ることが重要です。
品質に影響する
屋根塗装の乾燥時間が短いと、塗装の品質に影響します。
雨が降ったり湿度が高かったりしてなかなか作業ができず工期が伸びた場合、乾燥時間を短縮させる業者もありますが、短縮してしまうと前述のような不具合につながるため、工期が伸びても短縮せず十分に乾燥させる必要があります。
乾燥するまで次の作業に取りかかれない
屋根塗装は、乾燥が完了するまで次の作業に取り掛かることができません。
屋根塗装には、下塗り、中塗り、上塗りと大きく分けて3つの工程がありますが、各工程で十分に乾燥させてから次に取り掛かる必要があります。十分に乾燥させないまま次の作業に移ると、塗料が混ざり合ってしまい品質に影響するため注意が必要です。
屋根塗装の乾燥時間の目安
屋根塗装の乾燥時間は、乾燥の段階によってそれぞれ目安が異なります。屋根塗装の乾燥時間の目安を解説します。
乾燥の段階における乾燥時間
屋根塗料における、乾燥の段階について解説します。
第一段階:指触乾燥
指触乾燥とは、塗膜に指で触れて塗料がつかない程度に乾燥することです。1、2時間程度が目安。ただし表面だけ乾燥していて内部は乾燥していないので、まだ重ね塗りはできません。
第二段階:半硬化乾燥
半硬化乾燥は、塗膜を軽くこすっても傷がつかない程度の乾燥です。半硬化乾燥数時間から丸1日程度かかります。この状態であれば重ね塗りが可能です。
第三段階:硬化乾燥
硬化乾燥は、塗膜を強くこすっても傷がつかないほど乾燥した状態で、1週間程度の乾燥時間が必要です。
第四段階:完全乾燥
完全乾燥は、塗膜の中まで完全に乾燥した状態です。塗料や気温によって、2週間〜数ヶ月ほどかかる場合があります。
下塗り・中塗り・上塗りの乾燥時間
屋根塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと3つの段階で塗装を行います。それぞれの段階の乾燥時間は、最低3時間、長くて7日間ほどかかります。
また、乾燥時間は塗料や気温によって前後します。
たとえば日本ペイントのファインパーフェクトベストの場合、気温23℃で指触乾燥時間は20分、塗り重ね乾燥時間は3時間以上7日以内が目安です。
また、関西ペイントのアレスダイナミックルーフは、気温23℃で塗り重ね乾燥時間は4時間以上7日以内が目安です。
屋根塗装の乾燥に関する注意点
屋根塗装の乾燥に関する、以下の注意点を解説します。
- 乾燥に時間を取りすぎない
- 屋根塗装を実施する時期に注意する
乾燥に時間を取りすぎない
乾燥時間は十分に取る必要がありますが、乾燥時間をあけすぎるのもよくないとされています。
乾燥時間が長すぎるとその間にゴミや埃、塵などが付着してしまい、上に塗り重ねる塗料が定着しなくなってしまいます。ただし、乾燥時間を十分に取らないまま次の工程に移るのは禁物なので、乾燥時間をきちんと守る業者を選ぶことが重要です。
屋根塗装を実施する時期に注意する
屋根塗装は、気温が高いほど乾燥する時間は短くなります。一般的に、寒い時期より気温が高い時期の方が屋根塗装には適しています。
ただし梅雨の時期で雨が多く作業ができない日が続いたり、気温が高すぎて作業員の安全面から作業が難しくなったりすることもあるため、時期選びに注意が必要です。
まとめ
屋根塗装の工事では、乾燥のための時間を十分に取る必要があります。乾燥が不十分だと、不具合が発生したり仕上がりの品質に影響が出たりする可能性があるため、乾燥の段階ごとに十分な時間を取ることが重要です。
Studioテツでは、外壁塗装や屋根塗装を中心に塗装工事を行っています。こだわりの下地処理で、時間をかけて工事をいたします。
千葉県で屋根塗装をお考えの際は、千葉県の塗装店Studioテツにお問合せください。